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荒川決壊160万人被害

 今日の読売新聞に「荒川決壊160万人被害、銀座水深2m…中央防災会議想定」という記事がありました。

 「国の中央防災会議の専門調査会は23日、200年に1度の大雨で荒川が決壊した場合、埼玉県川口市や東京都足立区などを中心に、最悪で約160万人が暮らす地域で浸水被害が出るほか、都内では銀座で約2メートルの浸水が予想されるとの浸水想定をまとめた。」

 地球温暖化が進んで日本も亜熱帯化しつつあります。
降雨量も平成12年の東海豪雨では総雨量598ミリ、時間雨量114ミリを記録しました。
これをもとに東京都はハザードマップを作ったようですが、そんな豪雨でなくても堤防は決壊してしまうのが実情です。

 都内の河川は整備目標を1時間50ミリの降雨量に耐えられるようにとしています。
しかし用地買収などの困難さから整備が終わっているのは6割程度だそうです。

 つまり1時間50ミリ以上の雨で都内のあちこちの堤防が決壊し、水浸しになってしまうのです。
このことはかなり現実味を帯びた数字で、すぐとなりの茨城県では今年7月の台風第4号により、最大1時間降水量が高萩市大能で59mmを観測しています。

 高萩市は日立市のとなりで東京から150kmしか離れていません。
河川の近くに住んでいる人は災害対策を真剣に考えた方が良いようです。

東京都浸水予想区域図

by e-kassei | 2007-10-24 09:21