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糖尿病、やせた高齢者もご注意 茨城県で12万人調査

2月16日の朝日新聞の記事です。

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やせている高齢者は、普通の体形の人より糖尿病になるリスクが高いことが、独協医科大の西連地利己(さいれんちとしみ)助教(公衆衛生学)らの大規模調査でわかった。肥満が糖尿病を招きやすいことは知られているが、「やせ」との関連が浮かんだ研究は珍しい。

中略。

 一般に、日本では欧米と比べてやせた糖尿病患者が多く、こうした人は糖を細胞に取り込むインスリンをつくる能力が欧米人より低いと考えられている。

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 この糖尿病は分泌不全型というものなんですが、今さら研究するまでもなく、このことは前から分かっていたことで、日本人は昔からカロリーの少ない、いわゆる和食の食生活をしていたので、もともとインスリンの分泌が余り必要ない体質にできているのですね。

 江戸時代以前の庶民の生活を描いた史料などには太った人はまずいません。
肖像画などで見るふっくらとした顔の人は大体が貴族や大名です。
毎日美味しいものをたらふく食べていたんでしょう。
おそらく彼ら彼女らは糖尿病になって早死にしていたでしょうね。

 ところが戦後アメリカの食料戦略によって、急に肉やパン中心の欧米の食生活に変えたため、高カロリー食にインスリンが追いつかず糖尿病になる人がどんどん増えてしまうことになりました。
その結果今は4人に1人は糖尿病というデータも出ています。
若年性糖尿病なんてⅠ型以外は私たちの子供の頃にはいませんでしたよ。

 だから企業やマスコミ情報に惑わされず、パンや肉中心の西洋食をやめ、和食に切り替えるべきなんです。
手作りの本当の和食を食べたら、ハンバーガーやコンビニの弁当なんか食べられなくなりますよ。
せめて子供にはちゃんとしたものを食べさせてあげましょうよ。

by e-kassei | 2008-02-16 16:50 | 健康を考える